大型連休前半は、しばらくぶりに第二の故郷札幌へと帰っていました。

一応人生で一番長く住んでいた場所は札幌になったのですが、出身地、と言われるとまたちょっと違う気もして、結局第二の故郷という呼び方に落ち着いています。

こんばんは、東谷です。


この連休中、前半は札幌、後半は実家と思っていたのですが、実家から「妻に気を遣わせることになるから来なくていい」とフラれたので、後半は自宅で過ごしております。

本来であればこの時間にもご依頼いただいている原稿を進めるべきなのでしょうが、少々私なりに考えているところもあって、そっちのほうは連休中は完全にお休みをいただいている状態です。

その代わりと言ってはアレですが、これまで凍結していた書きたかったものを、いくつか書こうと思っていました。

4/30から、1日1作品ペースで新作短編を書いています。

長編に着手するつもりだったのですが、気持ちが向く方を優先しました。



さて、タイトル。

私は数日札幌に滞在している間に、少なくとも3人から「原稿真面目にやれよ」とハッパをかけられました。

真面目に、の定義は難しいですが、とにかく3人ともに共通していたのは「書きたいものをしっかり書け」という内容です。

ご依頼いただいている内容についても、僕の中では基本的に「書きたいこと」に分類されていると思ってはいますが、そういうことではなく、ということのようです。

結局僕の書いたものを全部彼らが見ているわけではないでしょう。でも、それが評価というものです。「頑張っているからOK」なんていうぬるい世界ではありません。さすがに、それくらいは「表面上」理解しているつもりです。

で、札幌から帰ってきて妻にも一撃もらい、昨日(4/30)はもう一撃、別の知人からもらいました。


ふと思ったのですが、それは僕の「過去の」スタンスが大いに影響しているものではないかと感じました。


2年くらい前は、「すべての障壁を、命を削りながら焼き払って進む」というような、もっと燃える何かを隠そうともしなかった。

今は、「それをもっとうまく、テクニカルに突破できる方法を探っている」気がします。

どっちが効率的でどっちが望ましいのか、僕にはわかりません。

ですが、少なくとも僕は前者の人間だったし、後者のような「上手に生きる」術を、ずっと持ってこなかった。

持ちたくても持てなかった、というほうが正しいでしょう。そんなに器用でも、賢くもないので。


改めて人から殴られた(正確には言葉で言われただけですが)ことで、ようやく僕は立ち止まって、これまでの足跡を振り返って見ています。

ただ、別にこの数年が悪かったとは感じません。それは必要な行為でしたし、僕はそこから得たものがあまりに多いと思っています。

おかげさまでお仕事もかなりの数に携わらせていただきましたし、それで得たお金で必要な機材をそろえることも出来ました。取材旅行にも行けました。


でも、これからは、少しばかり違うのかもしれない。


そんな風に、ちょっとだけ思いました。

もちろん今いただいているお仕事は全力で取り組ませていただきます。

人に喜んでもらえる作品づくりのお手伝いは、僕にとってとてもやりがいがあるお仕事ですし、何かが完成した時の喜びは、ほかのお仕事からは得られない素晴らしさがあると思っています。


これは伝わる人に伝わればそれでいいのだけれど、まずはまた「コール」しなくてはならない時期に来ているのだと思いました。

未だに、僕は貧弱な手札のままです。「そう言うな」と言われても、言います。誰よりも強いスコアをコールするためには貧弱すぎる。

でも、どう立ち回るかで、未来は変わるし、変えないといけないことも多い。

第一、それは「僕が」変えるのです。誰かが変えてくれるのではなく、自分でそれを掴みにいかなくてはいけない。


……ダメですね。

家にあった赤ワインボトル1本が空いて、なんだか文章がまとまらなくなってしまいました。

(酒のせいにしているのもダメだけど)


とにかく、私はしばらくぶりに今、「いつかの東谷」の顔をしているような気がします。

5/2からは連休後半戦。

残り5日で短編を何本、長編にどれくらい着手できるのか、自分に期待しておこうと思います。


ま、量より質だけどな!



……あ、お仕事のほうは、連休終わったら再稼働しますので、ご容赦ください。

本当は連休中まったく書ける見込みがないほど色々飛び回っている予定だったので「稼働しない」と宣言、連絡しておりました。

ですが、予想外に嫌われていまして、これ以上どこからも声が掛かる見込みもありませんし、後半ただただ家にいる時間があるっていう感じなので……www

前述のように、少しの間だけ、自由に、何なら多少暴力的に、衝動的な作品を書きなぐる僕を許してください。


それでは。



夢幻制作 東谷